【ミルクを早く作る方法】時短の方法やコツを調乳の工程ごとに解説
- ミルクができるまで赤ちゃんを待たせるのが辛い
- 赤ちゃんのミルクを早く作る方法を知りたい
- ミルク作りを時短して早くミルクを飲ませてあげたい
赤ちゃんのミルクは作り置きができません。赤ちゃんが欲しがるたびに作るのが大変で、ミルク作りを時短したいと考えるママは多いです。
この記事ではミルクを時短で作る方法を工程ごとに紹介します。
時短の方法を実践すれば、短時間で赤ちゃんにミルクを飲ませてあげられ、空いた時間を睡眠時間や自分時間に使えます。
ミルクを早く作りたいなら、計量が不要なミルクとウォーターサーバーを用意しましょう。水道水のカルキ抜きから始める場合より、約20分ミルク作りを時短できます。
ミルクを早く作る方法|時短のポイント
赤ちゃんのミルクを早く作る方法は次の通りです。
細かい調乳方法は、使用している粉ミルクメーカーが推奨する作り方に必ず従ってください。
哺乳瓶に粉ミルクを入れる
必要な量の粉ミルクを哺乳瓶に入れます。多すぎたり少なすぎたりしないよう、正確に計量しましょう。
予め計量しておけば、いざミルクを作ろうと思ったときに素早く哺乳瓶に粉ミルクを入れられます。
» 粉ミルクの計量を時短する方法
哺乳瓶にお湯を入れてミルクを溶かす
カルキ抜きした70℃以上のお湯を出来上がり量の2/3程度入れて粉ミルクを溶かします。
» お湯の用意を時短する方法
粉ミルクが溶けたら、出来上がり量までカルキ抜きしたお湯または白湯を入れてください。白湯を入れた場合は、次の冷ます工程をお湯を入れた場合より短縮できます。
» ミルクを早く適温にする方法
人肌程度に冷ます
ミルクを40℃くらい(人肌程度の温度)まで冷まします。
ボールなどに水を入れ、哺乳瓶の底の方をつけて冷ましましょう。哺乳瓶には乳首とカバーをつけて、中に水が入るのを防いでください。
早く冷やしたいなら氷水につけると温度が下がりやすいです。温度を下げすぎた場合は、哺乳瓶をお湯につけて温めてください。
紹介するコツを実践することで、約20分ミルク作りを時短できます。
時短でミルクを作れば、お腹を空かせて泣いている赤ちゃんを待たせる時間が少なくなります。時短できれば、これまでより睡眠時間や家事、自分時間などを増やせます。
【工程別】時短でミルクを作る方法
赤ちゃんのミルク作りを時短する方法を、次の3つの工程ごとに紹介します。
- 粉ミルクの計量
- ミルクを溶かすお湯の用意
- ミルクを適温にする
粉ミルクの計量
粉ミルクの計量を時短したいなら「ミルクケース」が便利です。事前に計量しておく時間も短縮したいなら「計量不要のミルク」を使いましょう。
ミルクケース
赤ちゃんが寝ている間など、時間のあるときに必要な量の粉ミルクを計量して保管しておきましょう。
ミルクケースは粉ミルクを計量して保管しておける入れ物です。料金は1,000円〜2,000円くらい。100円ショップでも販売されています。
ミルクを作るときは、計量済みの粉ミルクを哺乳瓶に入れるだけなので手間がかかりません。何杯入れたか忘れてやり直すこともありません。
計量不要のミルク
粉ミルクの計量の時間も時短したい場合は、計量が不要なミルクを使いましょう。次のように、キューブタイプ(固形)や小分けされたタイプのものがあります。
定番の大きな缶に入ったものより高価ですが、計量の手間が省けるので利用しているママも多いです。
キューブタイプは明治の「ほほえみ らくらくキューブ」。スティックタイプは次のように各社で販売されています。
- 和光堂 はいはい
- 森永 はぐくみ
- 森永 E赤ちゃん
- 雪印ビーンスターク すこやかM1
- 江崎グリコ アイクレオ
- 明治 ミルフィー(アレルギー児向け)
粉ミルクを溶かすお湯の用意
粉ミルクを溶かすお湯は、カルキ抜きを済ませて70℃以上に保温しておきましょう。赤ちゃんがミルクを欲しがったときに、粉ミルクをすぐに溶かせます。
» 水道水のカルキ抜きの方法
保温には次のものが便利です。
- 調乳ポット
- 電気ポット
- 保温性の高いタンブラー
- ウォーターサーバー
調乳ポット
調乳ポットは粉ミルクを溶かすのに適した70℃以上にお湯を保温できるポットです。4,000円くらいから購入できます。
調乳ポットではカルキ抜きはできません。調乳ポットにはカルキ抜きしたお湯を入れて保温しておきましょう。
» 水道水のカルキ抜きの方法
調乳ポットはミルクを卒業すると使わなくなることが多いです。購入するなら、次に紹介する電気ポットやタンブラーの方がおすすめです。
電気ポット
電気ポットでお湯を保温しておけばすぐに粉ミルクを溶かせます。
カルキ抜き機能がついている場合は水道水を電気ポットに入れればOK。ついていない場合は、カルキ抜きした水を入れて保温しましょう。
温度設定できる場合は70℃に近い温度で保温しておきましょう(必ず70℃以上にしてください)。70℃に近いほどミルクを適温に冷ます時間を短縮できます。
電気ポットならミルクを飲まなくなった後も長く使い続けられます。
保温性の高いタンブラー
カルキ抜きした70℃以上のお湯を保温性の高いタンブラーに入れておくのもおすすめです。タンブラーなら調乳用に縛られることなく、卒乳後も幅広い用途で使えます。
ただしタンブラーは容量が少ないため、調乳頻度が多い場合はおすすめできません。外出用や夜のミルク作り用に準備するママが多いです。
» 70℃以上で保温できる|調乳用タンブラー
ウォーターサーバー
ウォーターサーバーなら温水を粉ミルクの入った哺乳瓶に直接入れるだけです。
粉ミルクを溶かすのに適した70℃以上のお湯は常に使える状態なので沸かす手間がかかりません。カルキ抜きの必要もありません。
ウォーターサーバーは赤ちゃんのミルクを作る時間を最も多く時短できます。
» 無料で試せるウォーターサーバー
ミルクを適温にする
ミルクの温度の調整には白湯が便利です。ミネラルウォーターやウォーターサーバーの冷水(または常温水)は、すぐに使えるのでさらに時短できます。
白湯とは:カルキ抜きした水道水を常温に冷ましたもの
» 水道水のカルキ抜きの方法
粉ミルクに出来上がり量の2/3程度のお湯を入れて溶かし、白湯やミネラルウォーターを出来上がり量まで加えます。
白湯やミネラルウォーターを加えると一気に温度が下がるので、赤ちゃんが飲むのに適した人肌程度の温度に調整する時間を時短できます。
- タンブラーに白湯を用意
- 軟水のミネラルウォーター
- ウォーターサーバー
タンブラーに白湯を用意
白湯はタンブラーややかん、鍋などに用意しておきましょう。保温の必要はないので、タンブラーの保温性にこだわる必要はありません。
タンブラーややかん、鍋などに白湯を保管する場合は、雑菌などが入らないように気をつけましょう。しっかり蓋をして保管してください。
カルキ抜きしてある白湯は雑菌が繁殖しやすいため、出来るだけ早く使い切りましょう。半日〜1日ごとには入れ替えてください。
» 水道水のカルキ抜きの方法
軟水のミネラルウォーター
軟水のミネラルウォーターは赤ちゃんがそのまま飲める水です。白湯と同じように、粉ミルクを70℃以上のお湯で溶かしたあと、出来上がり量まで調整するときに使えます。
ミネラルウォーターを使う場合は硬度を必ず確認しましょう。赤ちゃんに飲ませても安心なのは「軟水」の水だけです。
ウォーターサーバー
ウォーターサーバーの冷水や常温水も白湯と同じように使えます。
粉ミルクを70℃以上のお湯で溶かしたあと、出来上がり量まで調整するときにウォーターサーバーの冷水や常温水を使いましょう。
ウォーターサーバーの温水と冷水は、それぞれミルクを冷やしすぎたときやミルクを冷ましたいときにも使えます。ボールなどに温水や冷水を入れて、哺乳瓶をすぐに浸せます。
» 無料で試せるウォーターサーバー
白湯やミネラルウォーター、ウォーターサーバーの冷水や常温水を加えると、一気に温度が下がります。配分(お湯:白湯=2:1)を間違えなければ、人肌程度の温度以下に下がることはありません。
出来上がり量まで白湯を入れたら、哺乳瓶に水道水を当てたり水を張ったボールに哺乳瓶を浸したりして適温(40℃程度)まで調整しましょう。
全ての手間を省きたいなら「液体ミルク」
粉ミルクの計量や溶かすお湯の用意など、全ての手間を省きたいなら「液体ミルク」がおすすめです。
液体ミルク本体に専用のアタッチメントをつけるか、哺乳瓶に入れるだけですぐに飲ませられます。温める必要もありません。
ただし、粉ミルクよりも高価、開封したら分量外のミルクは捨てるしかないなどのデメリットもあります。
日常的に使うよりは、以下のようなときに使われることが多いです。
- 少しでも睡眠時間を捻出したいとき
- 外出用として
- 夜間のミルク用に
- 災害時の備えとして
赤ちゃんは普段と違う味のものを突然飲まされると吐き出してしまうこともあります。使いたいときに飲んでくれるよう、ときどき飲ませて慣れさせておくと安心です。
液体ミルクには次のような商品があります。
- 明治 ほほえみ らくらくミルク
- 森永 はぐくみ
- グリコ アイクレオ 赤ちゃんミルク
- 明治ステップ らくらくミルク
- 雪印ビーンスターク すこやかM1
賞味期限は未開封で6ヶ月〜18ヶ月。缶タイプの液体ミルクが最も賞味期限が長いです。
ミルクを早く作りたいなら計量不要のミルクとウォーターサーバー
粉ミルクで早く作りたいなら次の2つを用意しましょう。
- 計量不要のミルク
- ウォーターサーバー
- 計量不要の粉ミルク
- 計量が不要な固形タイプやスティックタイプのミルクは、作りたい量をすぐに哺乳瓶に入れられます。ミルクを作る前に計量しておく必要もありません。
- ウォーターサーバー
- ウォーターサーバーは次の工程を時短できます。
- カルキ抜きの作業
- 70℃以上のお湯を作る
- ミルクを適温に冷ます
カルキ抜きには10〜20分の時間がかかるので、ウォーターサーバーがあればミルクを作る時間を大きく時短できます。
少しでも時短して、空いた時間を家事や睡眠時間、自分時間に使いたいなら、ウォーターサーバーの利用がおすすめです。
» 無料で試せるウォーターサーバー